My Favorite Things

好きな曲とか

Fairytale of New York

The PoguesのFairytale of New Yorkは最高のクリスマスソングの一つ
https://youtu.be/j9jbdgZidu8
Walk off the earthのカバーもかっこいい
https://youtu.be/7gzJFwB0JzE

歌詞

It was Christmas Eve, babe
In the drunk tank
An old man said to me
"Won't see another one"
And then he sang a song
'The Rare Old Mountain Dew'
I turned my face away
And dreamed about you

クリスマス・イヴにだよ
泥酔者用のトラ箱で
一緒になったご老人が呟いた
「これが人生で最後のクリスマスだろな」と
それから歌ったのだ
「The Rare Old Mountain Dew」を
俺は見てられず顔を背けて
お前のことを思い出していた

Got on a lucky one
Came in eighteen-to-one
I've got a feeling
This year's for me and you
So, Happy Christmas
I love you, baby
I can see a better time
When all our dreams come true
やったぜ、当ててやった
18倍の配当だ
予感が有ったんだ
来年はこっちのもんだ
ハッピークリスマス
愛してるぜベイベ
これから何もかもが良くなって、夢が全部本当になるよ

They've got cars big as bars, they've got rivers of gold
But the wind goes right through you, it's no place for the old
When you first took my hand on a cold Christmas Eve
You promised me Broadway was waiting for me
あそこにはバーカウンターみたいな長い車が有って
金が河のように流れているけれど
わたしらが乗れるような風は来ない
若くなければ居場所がないの
あの寒いクリスマスイヴにあんたは私の手を取って
ブロードウェイが待ってるよって約束してくれた

You were handsome!
You were pretty, Queen of New York City
When the band finished playing
They howled out for more
Sinatra was swinging
All the drunks, they were singing
We kissed on a corner
Then danced through the night
「あなたはかっこよかった!」
「お前も美しかった!ニューヨークの女王」
バンドが演奏をやめても
アンコールが続いて
シナトラがスイングして
酔っぱらいどもは歌って
私たちは隅っこでキスして
それからイヴを踊り明かした!

The boys of the NYPD choir
Were singing, "Galway Bay"
And the bells were ringing out
For Christmas Day
ニューヨーク市警の聖歌隊が「Galway Bay」を歌っていた
そしてベルがそこらじゅうで鳴らされていた
クリスマスの日の訪れを祝って

You're a bum, you're a punk
You're an old slut on junk
Lying there almost dead on a drip in that bed
You scumbag, you maggot
You cheap, lousy faggot
Happy Christmas, your arse
I pray God it's our last
「あんたはバカでろくでなし」
「お前だって年取った尻軽女じゃねえか
ベッドで点滴を受けて半分死んでるみたいだ」
「見下げ果てたクズ、ウジ虫
シラミのついたオカマ野郎」
お前のケツにハッピークリスマス
神様に祈るよ 二度と会いたくないと

The boys of the NYPD choir
Still singing, "Galway Bay"
And the bells are ringing out
For Christmas Day
ニューヨーク市警の聖歌隊がまだ「Galway Bay」を歌っている
ベルがそこらじゅうで鳴らされていた
クリスマスの日の訪れを祝って

"I could have been someone"
Well, so could anyone
You took my dreams from me
When I first found you
I kept them with me, babe
I put them with my own
Can't make it all alone
I've built my dreams around you
「こんな人生のはずじゃなかった」
「誰もがそう思ってるわよ
私の夢もあなたに会ったとき
あなたに奪われたのよ」
「ああ、その夢なら今でも俺の懐にある
俺の夢と一緒に大事にしまってあるよ
それだけ叶えようったって無理なんだ
俺だってお前に賭けてたんだから」

The boys of the NYPD choir
Still singing, "Galway Bay"
And the bells are ringing out
For Christmas Day
ニューヨーク市警の聖歌隊がまだ「Galway Bay」を歌っている
ベルがそこらじゅうで鳴らされていた
クリスマスの日の訪れを祝って



年老いたアイルランド系移民の夫婦が、口汚く相手の事を罵る夫婦喧嘩をしながら、若い日の事を思い出している。
アイルランドの民謡である「The Rare Old Mountain Dew」や「Galway Bay」が聞こえてきて、クリスマスの日の訪れを祝う。名曲。

"Won't see another one"は色んな所で好き勝手に訳されているが、酒飲みで病気の老人が、「来年のクリスマスには生きてないだろうな」と言っている。
泥酔者用の保護室(トラ箱)に入りながら、「これが俺の人生で最後のクリスマスかよ」と。

この歌は、最も言葉遣いが汚いクリスマスソングとしても知られる。
クリスマスソングに相応しくないのでは、と言う人も居るだろう。
しかし、孤独で夢破れた敗北者たち、というだけでも、ビートルズのEleanor Rigbyに通じるような、あるいは三好達治の“けれども情緒は”を思い出させるような素朴な感動がある。
しかも彼らが、古い選択を後悔しながらも、互いに憐れみ合い、愛郷歌に耳を傾けながら祝日を祝うところには、確かにクリスマスソングに相応しい美しい詩性がある。

Rule the World/walk off the earth

今日は音楽。

1つのギターを5人で弾く動画(https://youtu.be/P9mybTArlsk)で一世を風靡した(今でいう「バズった」)walk off the earthというグループがある。
主にyoutubeで活動していて、さっきの1つのギターを5人で弾くやつの他にも、独創的な演奏スタイルのカバー曲を数々発表して名を上げた。
で、カバー曲が多いんだけど、そのグループのオリジナル曲の一つ。

https://youtu.be/Pm0rygVF1P0

ふつうのMVは物足りないので、まずはこの超かっこいいバレエ版のMVを見るが良い。


和訳。


I say I rule the world
私が世界を支配するのよ

Don't cloud my vision
I'm telling you not today
Cause I'm seein straight
私の予感を遮らないで
今日の事じゃないことを話すけど
それは未来がはっきり見えているから

Made my decision
Made it through the shades of Grey
Made it my own way
私は心を決めたのよ
白でも黒でもない灰色の影を抜けて
私自身の決断で心を決めた

I materialise the feeling
To carry on, to carry on
I wish I would say I'm dreaming
I carry on, I carry on
この予感を実現させるのよ
そして進み続けるの
夢見てるだけなんてもう言えない
私は止まらない、進み続ける

They say no way-oh, I say I rule the world
(Ain't afraid of the walls, I'mma break 'em down
無理だって言うヒトがいる 私が世界を支配することが
(壁に当たることを恐れない 壁など私が壊してやる

They stay the same, while I'm feeling high as a bird
(Ain't afraid of the ground, I'mma stay up
みんなが変わらないでいる間に 鳥の高みを予感する
(地に落ちることは恐れない 私は上がり続けるのよ

I say yeah yeah yeah, they say no no no
They say slow slow slow, I say go go go
They say no way-oh, I say to rule the world
I say I rule the world
私が言うのは アゲて行こう みんなが言うのは やめておこう
みんなが言う 焦らないで 私は言う どんどん行こう
みんなは無理って言うけれど 私は世界を支配する
私は世界を支配するのよ

I've chased delusion
Then I watched it fade to black
Follow me off-track
これまでは妄想を追ってきた
それが暗転して現実になりうるのを見た
みんなも線路から外れて私を追いかけてきて

Found revolution
Found it in a simple fact
I ain't coming back
革命の方法を見つけた
単純な事実のなかに
もう戻ることはできやしない

I materialise the feeling
To carry on, to carry on.
I know some will say I'm dreaming
But I carry on, I carry on
この予感を現実にするのよ
そして進み続けるの
夢見てるだけだという人も居るけど
私は止まらない、進み続ける

The say no way-oh, I say I rule the world
(Ain't afraid of the walls, I'mma break 'em down
無理だって言うヒトがいる 私が世界を支配することが
(壁に当たることを恐れない 壁など私が壊してやる

They stay the same while, I'm feeling high as a bird
(Ain't afraid of the ground, I'mma stay up!
みんなが変わらないでいる間に 鳥の高みを予感する
(地に落ちることは恐れない 私は上がり続けるのよ

I say yeah yeah yeah, they say no no no
They say slow slow slow, I say go go go
They say no way, and I say I rule the world
私が言うのは アゲて行こう みんなが言うのは やめておこう
みんなが言う 焦らないで 私は言う どんどん行こう
みんなは無理って言うけれど 私は世界を支配する
私は世界を支配するのよ

I say I rule the world
I say I rule the world
世界を支配する
世界は私の思いのままよ

They say no way-oh, I say I rule the world
Ain't afraid of the walls, I'mma break em down
They stay the same while, I'm feeling high as a bird
Ain't afraid of the ground, I'mma stay up!
無理だって言うヒトがいる 私が世界を支配することが
壁に当たることを恐れない 壁など私が壊してやる
みんなが変わらないでいる間に 鳥の高みを予感する
地に落ちることは恐れない 私は上がり続けるのよ

I say yeah yeah yeah, they say no no no
They say slow slow slow, I say go go go
They say no way-oh, I say I rule the world
私が言うのは アゲて行こう みんなが言うのは やめておこう
みんなが言う 焦らないで 私は言う どんどん行こう
みんなは無理って言うけれど 私は世界を支配する
私は世界を支配するのよ

I say I rule the world
I say I rule the world
I say I rule the world
I say I rule the world
世界を支配する
世界は私の思いのままよ
私が世界を支配するのよ
私が世界を支配するんだってば






rule the worldは世界征服という、時代錯誤で反社会的な目的か、それとも世界のアイコンとなりルールを決めると考えるべきか、単に世界を自分の思うがままにするという精神の有り様のことか。
文字通り、世界を支配すると考えた方がかっこいい!
私のような者はなろう系に時々出てくるめっちゃ可愛くてめっちゃ強い少女魔王を連想するのである。
世界のアイコンになると考えるならグレタ・トゥーンベリでも可。
すべて私の思うがままよ、というのがホントはこの歌のニュアンスには近そうだけど…。

いやとにかくバレエのMVかっこいいですよね。一発録りみたいになっていて。
むしろX-menみたいなふつうバージョンのMV一体何なんだ…

walk off the earthのオリジナル曲ではspeechesの方が好きなんだけど、難解すぎる歌詞で自信を持った翻訳がまだできていない。

あとブーメランのやつも好き。

ふたつの世界/Raymond Carver

ふたつの世界

クロッカスの花の匂いが重く立ち込める空気のなか…
官能的なクロッカスの香りのなかでレモンのような太陽が沈んでいくのを私は見ている
太陽が沈むと、海は青色からオリーブの黒へと色を変えた
私は半分寝かかりながら、稲妻がアジアの方から飛んできたのを見る
私の恋人はみじろぎし、息を吐き、また眠りにつく
そのとき、こちらの世界の一部でありながらにして、まだ向こうの世界の一部でもある




ふたつの世界は昼と夜、眠りと覚醒、そして生と死まで拡張できるトリプルミーニングだと思います。

THERMOPYLAE/Raymond Carver

カーヴァーの詩集『NEW PATH TO THE WATERFALL(滝への新しい小径)』の中の、『THERMOPYLAE』の和訳。

テルモピュライ

ホテルに戻って、彼女が窓の前で赤い髪をほどいて、櫛を当てながら、深く物思いに耽ってどこへともなく視線を漂わせるのを見ていると、何故だかヘロドトスが書いた古代スパルタ人たちについての話を思い出してしまった。彼らはペルシャ軍から門を守る任務を与えられ、それをやり遂げた。4日間にも渡って。その4日間の戦いの最初のこと、これはクセルクセス王自身も我が目を疑ったのだが、そのスパルタの戦士たちはそのような過酷な任務の中にあるにもかかわらず、自分達で作った木組みの壁の外側で、まるで警戒していないかのように寝そべると、武器を置いて丁寧に丁寧に彼らの長い髪に櫛を当てたそうである。それは彼らが別の普通の日に、別な特筆することもない作戦に従事している時と変わらない振る舞いだった。なぜ決死の戦いの前なのに、あのように緊張せずに振る舞えるのか、クセルクセス王が知りたがると、ある側近が言った。「あの者たちは、頭を綺麗にした時には、すでに死ぬ覚悟を決めているのでございます」と。

彼女はすでに髪をとき終わり、骨の柄のついた櫛を置いていた。そして窓とその外の、午後の素朴な光に近づいていた。何かが軋むような音を立てながら窓の下で動き、彼女の注意を引いた。だが彼女は一度視線をやっただけ。そして今もう彼女は、窓の方を見てはいない。

Wet picture/Raymond Carver

最近カーヴァーを読むので、
「A new path to the waterfall」から、いくつか訳します。
既訳はふわっとしていて良さが伝わりにくいと思ったので、酒飲みらしく自信満々に乱暴に、情緒の相似を見つけ出す機微の、直喩と隠喩とが際立つように、訳したいです。

原文も載せた方がいいのかわからんが…。とりあえず訳詩だけ。


濡れた写真

その美しい日々
街は賽子に 扇に 鳥の歌に見えた
あるいは海辺の貝殻にも
  さようならさようなら 可愛いお嬢さん
  今日私たちは知り合ったけど
  再び会うことはもう無いでしょう

それらの美しい日曜日に
街はフットボールに トランプに オカリナに見えた
または揺れる鐘にも
  あの晴れた通りでは
  通行人の影同士は親しげにキスしあうのに
  人間同士はただすれ違うだけなのだ
  全くの他人のままで!

その美しい夕暮れ
街は薔薇に チェス盤に バイオリンに似ていた
あるいは泣いている少女にも
  あの子とドミノで遊んだよ
  バーで痩せた少女たちと
  黒いドットのついたドミノ板で
  少女たちの膝を見ながらね

  彼女たちの膝は痩せ細っていて
  似ていたよ
  今日にも滅びそうな愛の王国で
  絹のガーターベルトを王冠がわりに
  被せられた二個の頭蓋骨に

The Minstrel Boy

https://youtu.be/_lvh02-Cjwk

 

The Minstrel Boy

The Minstrel Boy to the war is gone
詩人の男は戦争に行った
In the ranks of death you will find him;
彼の名は慰霊碑に刻まれるだろう
His father's sword he hath girded on,
父親の剣を腰に差し
And his wild harp slung behind him;
手作りのハープを背にしょって

"Land of Song!" said the warrior bard,
「歌の国よ!」戦士となった詩人が言った
"Tho' all the world betrays thee,
「世界の全てが汝を裏切ろうとも」
One sword, at least, thy rights shall guard,
「少なくとも一本の剣が汝を守り」
One faithful harp shall praise thee!"
「一つの忠実なるハープが汝を讃えるであろう!」

The Minstrel fell! But the foeman's chain
詩人は敵の手に落ちた! だが敵国人の鎖によっても
Could not bring that proud soul under;
誇り高き魂は屈しなかった
The harp he lov'd ne'er spoke again,
彼が愛したハープは二度と鳴ることはない
For he tore its chords asunder;
彼が弦を引き裂いてしまったから

And said "No chains shall sully thee,
そしてハープに言った、「どんな鎖にも汝を汚すことはできない」
Thou soul of love and brav'ry!
「汝の愛と勇気に満ちた魂を汚すことはできない」
Thy songs were made for the pure and free, 
「汝の歌は純粋で自由なものたちのために歌われる」
They shall never sound in slavery!"
「屈従の下で鳴ることはない!」

The Minstrel Boy shall return again
詩人の男は帰ってくるだろう
When we hear the news, we will cheer it,
その知らせを聞いたら誰もが喜ぶだろう
The Minstrel Boy shall return again
詩人の男は帰ってくるだろう
Torn perhaps in body, not in spirit.
肉体は引き裂かれても魂は還るだろう

And then may he play his harp in peace,
そして彼が平和の中でハープを奏でられんことを
In a world as heaven hath intended,
天が望まれるような世界で
Where all the world of war shall cease,
全ての争いがやめられ
And every battle must be ended.
すべての戦争が終わった世界で

 

アイルランドの愛国歌。いくつかの映画に使われているのでも有名。ブラックホークダウンなど。
ダニー・ボーイと並んで有名な、名曲。
のっけから、
「詩人の男は戦争に行った。彼の名は慰霊碑に刻まれるだろう」
ってのが凄い。
いきなり死ぬところから始まる。ダメじゃんっていう。
ポビュラーな愛国歌でそんなことあるのかよって、思わない?

でも、無駄死にではない。何故、無駄死にではないか。いかにして彼が死ぬことになるのか。それがこの曲の歌詞のかっこいいところなんです。

クロアチアの「U boj」も「われらの街は既に火の中、その熱はここまで伝わりくる!敵の咆哮が響き、彼らの怒りは絶頂に達す!」と窮地から始まる。
あれはもっと勇ましい曲だけど。

ちなみにこの曲と同じくらい有名なアイルランドの歌でダニー・ボーイは戦場に行ったボーイのお母さんが死んでしまう曲。正確には「お前が戦場から帰るのが遅くて、私が死んでしまっていたとしたら、私の墓の上をそっと歩いて、墓石に愛していたと言ってくれ」という曲です。


さて主人公は弱い男なんですよ。たぶん虚弱体質。父親の剣は有るが体など鍛えずに過ごしてきた。普通なら軍隊に入らないような男。
そんな男が、戦況が悪く、おそらくは志願して、戦争に行ってしまった。
歌の国よ! 彼は自分の行動がパトリオシズムによるものだと宣言する。世界の全てがお前に叛こうとも、少なくとも一本の剣がお前を守るし、少なくとも一つのハープがお前を讃えるであろう!

ここかっこいいよね。
政治体制とか王様とか無条件の愛国心というわけではなく、文化に対して宣誓しているから、時代や背景によらず共感できる歌詞になっている。
ショスタコーヴィチの「忠誠」は見習ってほしい。
faithful harpというのは古い英語の歌や歌劇にたびたび出てくる、使用者の感情を物に仮託する表現。訳出は困難だったので直訳とした。通じるからいいか。
 シェイクスピアロミオとジュリエットのジュリエットが自殺するシーンの、"O happy dagger!" と同じですね。「短剣よ、お前は幸せな短剣だ!」というのではなく「ああ、ここに短剣があって良かった!」くらいの意味ですね。

 

 

Fists of fury

fists of fury
怒りの鉄拳

I use hands to hold my fellowman
僕の手は、友を抱き締める為にある
I use hands to help with what I can
僕の手は、出来る限りの事をする
But when I face an unjust injury
だが不当な弾圧を受けた時には
Then I'll change my hands into fist of fury
僕の手は怒りの鉄拳に変わるのさ……

I use hands to show my friendliness
僕の手は、友情を示す為にある
I use hands to give a kind caress
僕の手は、君のために優しい気遣いをする
But when a man slaughters fellowman
だがひとたび誰かが、僕の友達を傷つけたならば
Then I'll change my hands into fist of fury
僕の手は、怒りの鉄拳に変わるのさ……

No more hands to give my love to you
もう君に優しくしてあげることはできないけれど
But you'll know I've done what I must do
わかるだろう、僕はやらなきゃならない事をしたんだ
I fought the strong and I did right the wrong
強い者と戦い、間違った者に正義をなしたんだ
When I'll change my hands into fist of fury
僕の手が怒りの鉄拳に変わった時にはね


筋肉少女帯が好きで、筋肉少女帯のステーシーの美術というアルバムで、あたかもフォークソングみたいにこの曲を対訳付きで歌っていたので、知った。
元々ブルース・リーの映画『ドラゴン怒りの鉄拳』の主題歌。
最近カマシ・ワシントン(Kamasi Washington)という人がカバーしてまた有名になりましたね。

https://youtu.be/052G6nMA2WA

君を優しく抱き締めるこの手が、いざというとき、君を守り不正を正すための怒りの鉄拳に変わる、という歌詞。
暴力革命万歳みたいな歌詞。三番は明らかに『塀の中』から喋ってるよね。
その内容とも相まってカマシ・ワシントンの宗教音楽みたいなMVは悪い意味でなく怪しい宗教団体を彷彿とさせて良いと思います。