My Favorite Things

好きな曲とか

Yellow Claw - Love & War (feat. Yade Lauren)

Yellow Claw - Love & War (feat. Yade Lauren)
恋と戦争
日本語訳

Cut me through my skin
Through the heart, yeah, you went right in
I fell for every word you said
あなたは私の肌を切り裂いて
心臓の奥まで、そう正しく辿り着いた
その時貴方の話す言葉総てに 私は夢中になった

I come here but I can't stay
I don't know, I don't know, I don't know
Why some things have to be this way
あなたのところに来たけど、いつもずっとは留まることができない
わからない、
どうしてこうなってしまうのか

We build it up, build it up to break it down
And then we're lost until we're found
And when we're high further from the crown
If all is fair in love and war
I can't do this anymore
If all is fair in love and war
I can't do this anymore
私たちは関係を築いて、築いてそれを壊す
私たちは別れては 互いにまた出会う
その時に高く舞い上がるほど幸せになる、天より高く
恋と戦争では全てが合法なら
こんなこと続けちゃいられない
恋と戦争では全てが合法なら
こんなこと続けちゃ居られないわ

So unfair, so unfair, so unfair to me
So unfair, so unfair, so unfair to me
フェアじゃない、フェアじゃない、フェアじゃないのよ、私には

You told me from the start
Nothing could tear us apart
Now when I look I see a stranger
あなたは最初に言ったよね、出会ったときに
なにものも私たちを分かたないって
でも今は まるで他人と会っているみたいだわ

I come here but I can't stay
I don't know, I don't know, I don't know
Why some things have to end this way
幸せを得てもそこに留まることができない
理解できない
どうして幸せな時をこんな風に終わらなければいけないの

We build it up, build it up to break it down
And then we're lost until we're found
And when we're high further from the crown
If all is fair in love and war
I can't do this anymore
If all is fair in love and war
I can't do this anymore
関係を育んでは喧嘩で台無しにして
喧嘩してはまた仲直り
その時に天高く舞い上がるほど幸せになる
恋と戦争では全てが合法なら
こんなこと続けちゃいられない
恋と戦争では全てが合法なら
こんなこと続けちゃ居られないわ
So unfair, so unfair, so unfair to me
So unfair, so unfair, so unfair to me
フェアじゃない、フェアじゃない、フェアじゃないのよ、私には

Yellow clawはオランダのグループで、割と複雑でかっこいい曲が多いのですけど、これは2016年くらいの曲でシンプルでキャッチーですが、比較的人気は無いのかもしれません…。
「恋と戦争の間で」という邦訳は間違っていて、歌詞は「all is fair in love and war: 恋と戦争に禁じ手無し」を受けた表現なのです。
恋の駆け引きと戦争では何をしても許される、って意味です。

私の気を引くためにいちゃもんつけて喧嘩したり、卑怯な手を使いやがって。
恋と戦争に禁じ手無しか何か知らないけど、そんなこと、フェアじゃない、禁じ手なのよ。そんなことばっかりしてたら見捨てちゃうからね!
という曲ですね。

好きなのは、
築き上げては壊し、別れてはまた出会う……というところ。
こんなことはもうやってられないわ。
やっと無益だと気づいたか。と私などは呆れ果てるばかりである。

だがここを見てディラン・トマスの「And death shall have no dominion(そして死は覇者にあらず)」の前半部分が私には思い出された。
Though they go mad they shall be sane,
Though they sink through the sea they shall rise again;
狂った者は、正気にかえる。海に沈んだ者も、また浮かび上がる。

かっこいい対句的な表現です。

因みに一番と二番のAメロの歌詞の位置付けは、一番では仲の良かった過去の話をしていて、二番では「今じゃあなたってまるでただの他人みたいだわ」って、そう言ってる事からは、今みたいに「こんなことやってられないわ」と怒ってる事自体、「関係を築き上げてはまた壊す」の枠組みの中に入ってることがわかる。
また後々仲直りするんだろうなとわかるので、ニヤリとしてしまうという訳。
意外と多重構造になっていて良いなと思わせる歌詞でした。