Speeches/Walk off the earthSpeeches/Walk off the earth
カナダのバンドWalk off the earthは原曲を超えかねないような素晴らしいカバー曲で有名だ。
ブリトニー・スピアーズのToxicを見事にロックンロールカバーした一曲、 Gabriela Beeとオタマトーンを味方につけたHIGH HOPES、テイラー・スウィフトのアカペラカバーなどはとくに出色で、変幻自在。
オリジナル曲は、日本で話題にされることはほとんど見たことはないが、こちらも素晴らしい。
Rule the Worldという曲は特に好きだ。バレエと合わせてワンカット風に仕上げたMVは息をのむ。これは以前に取り上げた(https://nek0jita.hatenablog.com/entry/2019/10/16/223649)。
オリジナル曲のうち、曲単体で一番好きなのはSpeechesだ。今まで聞いた中で最も美しい曲の一つだと思っている。ユニークとノスタルジーを兼ね備えたサウンド。ただ問題がある。歌詞が難解すぎるということだ。
MVはアンデルセン「絵のない絵本」の第十六夜、「『わたしはひとりのプルチネッラを知っています』と、月が言いました」の回に似たストーリーだとは思うが(cf.
https://www.aozora.gr.jp/cards/000019/files/58165_64334.html)、こまかく読むと歌詞の内容とは全然違う。
何しろ頭から、素朴に読むと全く意味がわからない。
The second snow was heaven sent
You laid it out like evidence
Read all the words you never said
Like speeches for the president
I drew your name in wet cement
Made promises in reverence
To save them for your reference
A victim of my circumstance
The second snow was heaven sentは「2度目の雪は天からの贈り物だ」と訳せよう。
次に「You laid it out like evidence」とくる。「あなたはそれを証拠を広げるように広げた」?
itは雪なのか、それか、前の行の発言全体?
Read all the words you never said は主語が無いが、省略?
Like speeches for the president‥‥ようやく意味がわかる言葉が出てきた。
「まるで大統領のスピーチみたいに」‥‥‥一体どのへんが?
数年来考えて一応意味が通りそうな仮説を考えたので、私訳としてみる。
自信があるわけではないので、他の意見があれば聞かせてほしい。
Speeches
The second snow was heaven sent
You laid it out like evidence
Read all the words you never said
Like speeches for the president
「2度目の雪が降ってよかった」という
あなたの言葉はまるで証拠品の提示のよう
言ってない行間を僕は読んでしまう
大統領の演説を聞いた陰謀論者みたいに
I drew your name in wet cement
Made promises in reverence
To save them for your reference
A victim of my circumstance
僕はまだ乾いていないセメントに、あなたの名前を書いてプロポーズしたじゃないか
敬意を込めて誓ったのだ
いつでもあなたが思い出せるように残したのに
雪が降ってよかったって……文字が隠れてるから告白を断りやすいってこと?
But oh when you lay your hands on me
I know that I can heal
There's a blinding light
That no one else can see
Nobody no nobody but me
でも、あなたが手を置いてくれたとき
不安が吹き飛んで、僕ははっきりと癒される
見えない光がある
僕にだけ見える
他の誰にも見えない、僕だけに
Oh oh oh oh ooh oh
Nobody no nobody but me
Oh oh oh oh ooh oh
Nobody no nobody but me
他の誰でもない、僕だけに
The signatures did finalize
Our pens had found the bottom line
The past that had me paralyzed
And all my future analyzed
いとも容易く署名は遂げられた
指でセメントに書いたのでない正式に書いた署名が
ペンが婚姻届の最後の行に届いたとき
過去に縛られて動けなかった僕は
未来のことも心配しなければならなくなった!
Do you think we got it right?
The world will disagree this time
Will it turn a wicked tide?
Or be a ghost that keeps us up at night?
これで本当に、よかったんだろうか?
君が僕なんかと結婚したら、世界は納得しないだろ
とんでもない波乱になるんじゃないのか
夜ごと僕たちを悩ませる亡霊になるんじゃないのか?
Oh when you lay your hands on me
I know that I can heal
There's a blinding light
That no one else can see
あなたが手を置いてくれたとき
不安が吹き飛んで、僕ははっきりと癒される
見えない光がある
僕にだけ見える
他の誰にも見えない、僕だけに
Nobody no nobody but me
Oh oh oh oh ooh oh
Nobody no nobody but me
Oh oh oh oh ooh oh
Nobody no nobody but me
Oh oh oh oh ooh oh
Nobody no nobody but me
他の誰でもない、僕だけに
Will I never know your name
Cause I wanna know
Did you ever care to say
That you want me?
That's all I wanted
僕はこのまま、あなたの本当の想いを知らずに終わるのかな
知りたいんだ
あなたは一度でも言ってくれた?
「僕がほしい」って
‥‥‥そう言って欲しい
Oh when you lay your hands on me
I know that I can heal
There's a blinding light
That no one else can see
あなたが手を置いてくれたとき
不安が吹き飛んで、僕ははっきりと癒される
見えない光がある
僕にだけ見える
他の誰にも見えない、僕だけに
Nobody no nobody but me
Oh oh oh oh ooh oh
Nobody no nobody but me
Oh oh oh oh ooh oh
Nobody no nobody but me
Oh oh oh oh ooh oh
Nobody no nobody but me
Oh oh oh oh ooh oh
Nobody no nobody but me
他の誰でもない、僕だけに
「大統領の演説みたいに」というのは、二重三重の意味がある政治的発言のようだ、と、不安で神経質になった語り手が解釈してしまった、ととった。
僕の告白に、まわりくどく断りの返事をしている‥‥ということなのか? と、不安になってしまう。
何故そう思うかと言うと、乾ききっていないセメントに君の名前を書いて、永遠に残るようにしながら告白したのに。
それを「雪が降ってよかった」と言うってことは、告白を断る前振りなのか?
しかし神経質になった僕の手に君の手が重ねられた時、見えない光が見えて、不安がすべて吹き飛んだのだ!
あと、これは翻訳にははっきり入れていない大胆な仮説といったところだが、もしかしたら主人公は盲人(視覚障碍者)かもしれない。
自分は世界を見ることができないが、君に触れられた時の光だけが見える。
君に手で触れられることで不安の世界から完全に開放されるという大げさな表現も盲人だとしたら納得がいく。
主人公が、女性と恋愛することで世界に責められる(不釣り合いだ)、と過剰に思っていることは説明がつく。
その証拠に、視覚情報(女性の顔、髪など)がほとんど出てこない。
他の解釈もあるかもしれない。とにかく美しい曲に乗せられた、難解な詩である。何か意見があれば教えてほしい。
AI絵画に寄せて
芸術は当然情報である。と聞いたら現代ではほとんどの人は、「何を当たり前のことを言うのだ」と思うだろう。
ある絵画が、人にどのような影響を与えるかということは、当然その絵画が持っている情報のみに依存する。
すでにデジタルコピーの品質は人間の感覚器官の解像度を凌駕しており、それが実物であるかどうかは純粋に芸術を評価するという観点で意味を持たない。
かつて、芸術が情報に還元できないと信じている人もいた。
しかし今日では、本気でそう信じている人はほとんどいない。
デジタル化された作品が簡単に複製され、世界中で共有される。20世紀以降事実として、美術品は所有や物理的価値から解放されている。
この状況下で、芸術作品が一点物であるからこそ価値を持つという観念はすでにリアリティを失っており、投機家しかそれを信じていない。
「原本」である作品には、それが源となって世界に影響を与えたという歴史的価値はある。
また、わざわざ美術館まで出かけていって無編集の実物を見た、という体験は固有のものではあろう。
また新たな複製技術が出てきた時に、最も信頼できる複製元としての価値は(作品が劣化していないという前提においては)存在する。
だが、それは芸術としての価値からは切り離される。
革命に使われた処刑台の実物、暗殺事件に使われた銃弾の実物が歴史的価値を持つのと同質のことだ。
絵画そのものの価値はあくまで絵画の持つ情報が、見る人にどのようか印象を与えるかという価値に依存する。
素材感や、スケール感といった、デジタル化の時に抜け落ちてしまう情報があるとすれば、それは単に複製の技術に限界があるとか、予算の理由や権利の関係で最上級の技術を使えないというだけのことだ。このことを本質的な問題のように囃し立てるものがいるがそれは不見識で、単に技術が進歩すればいずれ克服される。
作品そのものが「情報」であるという本質に、私たちは気づいている。しかし、美術批評の領域においては、この事実を認めた上で議論を進めようという姿勢がいまだに見られない。「これは一点ものではないから、美術館に飾る価値がない」というようなことを平然と言ったりする。
デジタルアートの作家のなかには印刷したあと、元のデータを破棄するというものがいるという。一点物にして芸術としての価値を確定させるためだとされるが、馬鹿げた儀式だとしか言いようがない。さらにはNFTとかいう、投機家が投機家を騙すのに使った、いかさまそのものの手法もある。明らかに不合理なことを言っているのに、マネタイズのために都合がいいからと美術批評家は飛びついた。
これらの事実は、美術評論家が、芸術が情報であるという明白な事実からいかに逃走したか、という足跡の観察だ。
また評論家どもは、芸術の評価が、制作過程に密接に結びつくべきであるとする神話を頑なに守ろうとする。芸術の本質が成果物の与える情報に過ぎないという観点に経てば、この神話は既に崩れ去っている。
それでもすがりつくのである。
作品そのものが何を伝え、どのような影響を与えるかが、情報としての芸術にある唯一の価値であり、制作過程に関しては不正確に想像されることはあっても、芸術性と無関係な豆知識の域を出るものではなく、作品を評価するための手がかりにはなり得ない。
批評家どもが神話の崩壊について見ないふりをする理由は何だろうか。
これは明らかで、単に、成果物の与える情報のみで批評するようになれば多様な批評を作れなくなるから、十分な数の批評家が飯を食えなくなるというだけのことだ。
不確かな豆知識は本来批評ではないが、それをまるで意味のある批評かのようにみなさなければ市場が成立しない。作品のみを問題とした批評は批評家の市場を窒息させる。そのことは芸術の健全化とは無関係の要請である。
作品の背景を不正確に想像して評価に含めようとすると、際限が無く、またフェアな評価にはなり得ない。
普遍的な評価の対象になるべきなのは、舞台の前に出てきている部分、つまり背景を度外視した作品本体だけであって、他にはない。
未来の美術史の教科書には、次のような記載が載るに違いない。批評というものを人類がよくわかっていなかった時代には、作品そのものではなく、制作の背景や過程に価値を見出すという信じがたい倒錯が存在した、と。
文学で、まともな批評家であれば、作者の経験や人種や性別、制作時にどのくらい締切に追われていたか、ある作品がペンで書かれたかパソコンで書かれたか、どのソフトで書かれたか、重視するような者は居ない。そのような原始的な批評は脱却している。(もちろん、一部にまともでない批評家が存在することを否定するものではない。)
文芸批評が制作過程に執着する批評の段階をとうの昔に脱却したのに対し、絵画芸術の批評はその進化の過程に取り残されている。
ロラン・バルトの「作者の死」は文芸批評において、作品を作者の意図や背景から切り離し、内容そのものに焦点を当てる批評の枠組みを作った。しかし、絵画芸術は単にバルト以前で、この概念を経験していない。
しかし、AI技術が登場する。
AI技術の登場によって、絵画芸術は新しい段階へと進まざるを得ない。
AI技術によって作られた絵画の制作過程は複雑で、鑑賞者が正確に想像することはできない。
(もちろん、そもそも人間の描いた絵画でも正確に想像することはできず不正確な推測を繰り返していたに過ぎないのだが、AI絵画についてはその推測の不正確性が誰の目から見ても明確である。)
すると、作品の内容そのものと向き合う以外に選択肢がなくなる。
AI絵画について、制作過程がこれこれだから無価値だ、と適当に断言したとしても、成果物から観客が受ける印象は現実に存在し、それは当然、これからは、既存の芸術から受ける印象と比較される。比較するためには芸術そのものを見るしかない。
これは芸術批評が成熟するための避けられない試練である。
芸術はようやくその本質である「情報」としての側面を正当に評価されることになるだろう。
結果的に、美術批評や鑑賞を単純にしてしまうとか、多様性を狭める、芸術体験の深さや複雑性が失われる、という人が居る。だが、芸術の価値は情報そのものに還元されるという真実を直視した結果としてそうなるのであれば、もともと単純なものを過度に複雑に捉えていたに過ぎないのだ。
結局、芸術とは、誰が作ったかでも、どのように作ったかでもない。作品そのものが何を伝え、どのような影響を与えるか、それこそが唯一重要なことである。この単純で明白な事実を認める時代、芸術が芸術の内容そのものによって評価される時代が訪れようとしている。AI技術はその触媒であり、芸術批評を未成熟な段階から解放する力となるだろう。
Fairytale of New York
The PoguesのFairytale of New Yorkは最高のクリスマスソングの一つ
https://youtu.be/j9jbdgZidu8
Walk off the earthのカバーもかっこいい
https://youtu.be/7gzJFwB0JzE
歌詞
It was Christmas Eve, babe
In the drunk tank
An old man said to me
"Won't see another one"
And then he sang a song
'The Rare Old Mountain Dew'
I turned my face away
And dreamed about you
クリスマス・イヴにだよ
泥酔者用のトラ箱で
一緒になったご老人が呟いた
「これが人生で最後のクリスマスだろな」と
それから歌ったのだ
「The Rare Old Mountain Dew」を
俺は見てられず顔を背けて
お前のことを思い出していた
Got on a lucky one
Came in eighteen-to-one
I've got a feeling
This year's for me and you
So, Happy Christmas
I love you, baby
I can see a better time
When all our dreams come true
やったぜ、当ててやった
18倍の配当だ
予感が有ったんだ
来年はこっちのもんだ
ハッピークリスマス
愛してるぜベイベー
これから何もかもが良くなって、夢が全部本当になるよ
They've got cars big as bars, they've got rivers of gold
But the wind goes right through you, it's no place for the old
When you first took my hand on a cold Christmas Eve
You promised me Broadway was waiting for me
あそこにはバーカウンターみたいな長い車が有って
金が河のように流れているけれど
わたしらが乗れるような風は来ない
若くなければ居場所がないの
あの寒いクリスマスイヴにあんたは私の手を取って
ブロードウェイが待ってるよって約束してくれた
You were handsome!
You were pretty, Queen of New York City
When the band finished playing
They howled out for more
Sinatra was swinging
All the drunks, they were singing
We kissed on a corner
Then danced through the night
「あなたはかっこよかった!」
「お前も美しかった!ニューヨークの女王」
バンドが演奏をやめても
アンコールが続いて
シナトラがスイングして
酔っぱらいどもは歌って
私たちは隅っこでキスして
それからイヴを踊り明かした!
The boys of the NYPD choir
Were singing, "Galway Bay"
And the bells were ringing out
For Christmas Day
ニューヨーク市警の聖歌隊が「Galway Bay」を歌っていた
そしてベルがそこらじゅうで鳴らされていた
クリスマスの日の訪れを祝って
You're a bum, you're a punk
You're an old slut on junk
Lying there almost dead on a drip in that bed
You scumbag, you maggot
You cheap, lousy faggot
Happy Christmas, your arse
I pray God it's our last
「あんたはバカでろくでなし」
「お前だって年取った尻軽女じゃねえか
ベッドで点滴を受けて半分死んでるみたいだ」
「見下げ果てたクズ、ウジ虫
シラミのついたオカマ野郎」
お前のケツにハッピークリスマス
神様に祈るよ 二度と会いたくないと
The boys of the NYPD choir
Still singing, "Galway Bay"
And the bells are ringing out
For Christmas Day
ニューヨーク市警の聖歌隊がまだ「Galway Bay」を歌っている
ベルがそこらじゅうで鳴らされていた
クリスマスの日の訪れを祝って
"I could have been someone"
Well, so could anyone
You took my dreams from me
When I first found you
I kept them with me, babe
I put them with my own
Can't make it all alone
I've built my dreams around you
「こんな人生のはずじゃなかった」
「誰もがそう思ってるわよ
私の夢もあなたに会ったとき
あなたに奪われたのよ」
「ああ、その夢なら今でも俺の懐にある
俺の夢と一緒に大事にしまってあるよ
それだけ叶えようったって無理なんだ
俺だってお前に賭けてたんだから」
The boys of the NYPD choir
Still singing, "Galway Bay"
And the bells are ringing out
For Christmas Day
ニューヨーク市警の聖歌隊がまだ「Galway Bay」を歌っている
ベルがそこらじゅうで鳴らされていた
クリスマスの日の訪れを祝って
年老いたアイルランド系移民の夫婦が、口汚く相手の事を罵る夫婦喧嘩をしながら、若い日の事を思い出している。
アイルランドの民謡である「The Rare Old Mountain Dew」や「Galway Bay」が聞こえてきて、クリスマスの日の訪れを祝う。名曲。
"Won't see another one"は色んな所で好き勝手に訳されているが、酒飲みで病気の老人が、「来年のクリスマスには生きてないだろうな」と言っている。
泥酔者用の保護室(トラ箱)に入りながら、「これが俺の人生で最後のクリスマスかよ」と。
この歌は、最も言葉遣いが汚いクリスマスソングとしても知られる。
クリスマスソングに相応しくないのでは、と言う人も居るだろう。
しかし、孤独で夢破れた敗北者たち、というだけでも、ビートルズのEleanor Rigbyに通じるような、あるいは三好達治の“けれども情緒は”を思い出させるような素朴な感動がある。
しかも彼らが、古い選択を後悔しながらも、互いに憐れみ合い、愛郷歌に耳を傾けながら祝日を祝うところには、確かにクリスマスソングに相応しい美しい詩性がある。
Rule the World/walk off the earth
今日は音楽。
1つのギターを5人で弾く動画(https://youtu.be/P9mybTArlsk)で一世を風靡した(今でいう「バズった」)walk off the earthというグループがある。
主にyoutubeで活動していて、さっきの1つのギターを5人で弾くやつの他にも、独創的な演奏スタイルのカバー曲を数々発表して名を上げた。
で、カバー曲が多いんだけど、そのグループのオリジナル曲の一つ。
ふつうのMVは物足りないので、まずはこの超かっこいいバレエ版のMVを見るが良い。
和訳。
I say I rule the world
私が世界を支配するのよ
Don't cloud my vision
I'm telling you not today
Cause I'm seein straight
私の予感を遮らないで
今日の事じゃないことを話すけど
それは未来がはっきり見えているから
Made my decision
Made it through the shades of Grey
Made it my own way
私は心を決めたのよ
白でも黒でもない灰色の影を抜けて
私自身の決断で心を決めた
I materialise the feeling
To carry on, to carry on
I wish I would say I'm dreaming
I carry on, I carry on
この予感を実現させるのよ
そして進み続けるの
夢見てるだけなんてもう言えない
私は止まらない、進み続ける
They say no way-oh, I say I rule the world
(Ain't afraid of the walls, I'mma break 'em down
無理だって言うヒトがいる 私が世界を支配することが
(壁に当たることを恐れない 壁など私が壊してやる
They stay the same, while I'm feeling high as a bird
(Ain't afraid of the ground, I'mma stay up
みんなが変わらないでいる間に 鳥の高みを予感する
(地に落ちることは恐れない 私は上がり続けるのよ
I say yeah yeah yeah, they say no no no
They say slow slow slow, I say go go go
They say no way-oh, I say to rule the world
I say I rule the world
私が言うのは アゲて行こう みんなが言うのは やめておこう
みんなが言う 焦らないで 私は言う どんどん行こう
みんなは無理って言うけれど 私は世界を支配する
私は世界を支配するのよ
I've chased delusion
Then I watched it fade to black
Follow me off-track
これまでは妄想を追ってきた
それが暗転して現実になりうるのを見た
みんなも線路から外れて私を追いかけてきて
Found revolution
Found it in a simple fact
I ain't coming back
革命の方法を見つけた
単純な事実のなかに
もう戻ることはできやしない
I materialise the feeling
To carry on, to carry on.
I know some will say I'm dreaming
But I carry on, I carry on
この予感を現実にするのよ
そして進み続けるの
夢見てるだけだという人も居るけど
私は止まらない、進み続ける
The say no way-oh, I say I rule the world
(Ain't afraid of the walls, I'mma break 'em down
無理だって言うヒトがいる 私が世界を支配することが
(壁に当たることを恐れない 壁など私が壊してやる
They stay the same while, I'm feeling high as a bird
(Ain't afraid of the ground, I'mma stay up!
みんなが変わらないでいる間に 鳥の高みを予感する
(地に落ちることは恐れない 私は上がり続けるのよ
I say yeah yeah yeah, they say no no no
They say slow slow slow, I say go go go
They say no way, and I say I rule the world
私が言うのは アゲて行こう みんなが言うのは やめておこう
みんなが言う 焦らないで 私は言う どんどん行こう
みんなは無理って言うけれど 私は世界を支配する
私は世界を支配するのよ
I say I rule the world
I say I rule the world
世界を支配する
世界は私の思いのままよ
They say no way-oh, I say I rule the world
Ain't afraid of the walls, I'mma break em down
They stay the same while, I'm feeling high as a bird
Ain't afraid of the ground, I'mma stay up!
無理だって言うヒトがいる 私が世界を支配することが
壁に当たることを恐れない 壁など私が壊してやる
みんなが変わらないでいる間に 鳥の高みを予感する
地に落ちることは恐れない 私は上がり続けるのよ
I say yeah yeah yeah, they say no no no
They say slow slow slow, I say go go go
They say no way-oh, I say I rule the world
私が言うのは アゲて行こう みんなが言うのは やめておこう
みんなが言う 焦らないで 私は言う どんどん行こう
みんなは無理って言うけれど 私は世界を支配する
私は世界を支配するのよ
I say I rule the world
I say I rule the world
I say I rule the world
I say I rule the world
世界を支配する
世界は私の思いのままよ
私が世界を支配するのよ
私が世界を支配するんだってば
rule the worldは世界征服という、時代錯誤で反社会的な目的か、それとも世界のアイコンとなりルールを決めると考えるべきか、単に世界を自分の思うがままにするという精神の有り様のことか。
文字通り、世界を支配すると考えた方がかっこいい!
私のような者はなろう系に時々出てくるめっちゃ可愛くてめっちゃ強い少女魔王を連想するのである。
世界のアイコンになると考えるならグレタ・トゥーンベリでも可。
すべて私の思うがままよ、というのがホントはこの歌のニュアンスには近そうだけど…。
いやとにかくバレエのMVかっこいいですよね。一発録りみたいになっていて。
むしろX-menみたいなふつうバージョンのMV一体何なんだ…
walk off the earthのオリジナル曲ではspeechesの方が好きなんだけど、難解すぎる歌詞で自信を持った翻訳がまだできていない。
あとブーメランのやつも好き。
ふたつの世界/Raymond Carver
ふたつの世界
クロッカスの花の匂いが重く立ち込める空気のなか…
官能的なクロッカスの香りのなかでレモンのような太陽が沈んでいくのを私は見ている
太陽が沈むと、海は青色からオリーブの黒へと色を変えた
私は半分寝かかりながら、稲妻がアジアの方から飛んできたのを見る
私の恋人はみじろぎし、息を吐き、また眠りにつく
そのとき、こちらの世界の一部でありながらにして、まだ向こうの世界の一部でもある
ふたつの世界は昼と夜、眠りと覚醒、そして生と死まで拡張できるトリプルミーニングだと思います。
THERMOPYLAE/Raymond Carver
カーヴァーの詩集『NEW PATH TO THE WATERFALL(滝への新しい小径)』の中の、『THERMOPYLAE』の和訳。
テルモピュライ
ホテルに戻って、彼女が窓の前で赤い髪をほどいて、櫛を当てながら、深く物思いに耽ってどこへともなく視線を漂わせるのを見ていると、何故だかヘロドトスが書いた古代スパルタ人たちについての話を思い出してしまった。彼らはペルシャ軍から門を守る任務を与えられ、それをやり遂げた。4日間にも渡って。その4日間の戦いの最初のこと、これはクセルクセス王自身も我が目を疑ったのだが、そのスパルタの戦士たちはそのような過酷な任務の中にあるにもかかわらず、自分達で作った木組みの壁の外側で、まるで警戒していないかのように寝そべると、武器を置いて丁寧に丁寧に彼らの長い髪に櫛を当てたそうである。それは彼らが別の普通の日に、別な特筆することもない作戦に従事している時と変わらない振る舞いだった。なぜ決死の戦いの前なのに、あのように緊張せずに振る舞えるのか、クセルクセス王が知りたがると、ある側近が言った。「あの者たちは、頭を綺麗にした時には、すでに死ぬ覚悟を決めているのでございます」と。
彼女はすでに髪をとき終わり、骨の柄のついた櫛を置いていた。そして窓とその外の、午後の素朴な光に近づいていた。何かが軋むような音を立てながら窓の下で動き、彼女の注意を引いた。だが彼女は一度視線をやっただけ。そして今もう彼女は、窓の方を見てはいない。
Wet picture/Raymond Carver
最近カーヴァーを読むので、
「A new path to the waterfall」から、いくつか訳します。
既訳はふわっとしていて良さが伝わりにくいと思ったので、酒飲みらしく自信満々に乱暴に、情緒の相似を見つけ出す機微の、直喩と隠喩とが際立つように、訳したいです。
原文も載せた方がいいのかわからんが…。とりあえず訳詩だけ。
濡れた写真
その美しい日々
街は賽子に 扇に 鳥の歌に見えた
あるいは海辺の貝殻にも
さようならさようなら 可愛いお嬢さん
今日私たちは知り合ったけど
再び会うことはもう無いでしょう
それらの美しい日曜日に
街はフットボールに トランプに オカリナに見えた
または揺れる鐘にも
あの晴れた通りでは
通行人の影同士は親しげにキスしあうのに
人間同士はただすれ違うだけなのだ
全くの他人のままで!
その美しい夕暮れ
街は薔薇に チェス盤に バイオリンに似ていた
あるいは泣いている少女にも
あの子とドミノで遊んだよ
バーで痩せた少女たちと
黒いドットのついたドミノ板で
少女たちの膝を見ながらね
彼女たちの膝は痩せ細っていて
似ていたよ
今日にも滅びそうな愛の王国で
絹のガーターベルトを王冠がわりに
被せられた二個の頭蓋骨に